「むし歯を再発させない!」マイクロスコープ&ラバーダムを使った精密治療
2020年9月12日
こんにちは。
小樽市奥沢の「細川歯科医院」です。
「ラバーダム防湿法」をご存知でしょうか?
薄いゴムでできたシートで口元をカバーし、治療を行う部分だけ露出させる方法です。
治療中、患部に唾液が入り込まないように保護が出来、削る時の水が口の奥へ溜まらない、器具の誤飲誤嚥防止など様々な利点があります。
「ラバーダム防湿法」は、根管治療といった複雑で精密な治療を行う場合、欠かせない前処置です。
治療中、むし歯菌や歯周病菌などを含んだ唾液が患部に入り込むと、せっかく治療しても再発のリスクが高まります。
唾液が患部に侵入するのを防ぐことと、薬剤や器具からやわらかい口の粘膜を守るためにも役立ちます。
しかしながら、根管治療を行う際、患者さまに「ラバーダム防湿法」について説明しても、ほとんどの方がご存知ありません。
とはいえ、知らないからといって不安にならないでください。ご存知ない方が多いのも、無理はないのです。
歯科の先進国アメリカでは、四半世紀くらい前から、すでにラバーダムの使用率が90%を超えているという報告があります。
近年の日本で行った調査では、必ずラバーダムを使用すると答えた歯科医師は約5%に過ぎませんでした。
現在も日本の歯科医院で「ラバーダム防湿法」が採用されている比率はまだまだ低いのですが、歯の根管治療を安全・確実に行うためには欠かせない治療法と考えています。
当院では、ラバーダムと同時に、患部を約20倍くらいまで拡大して確認できるマイクロスコープも導入しています。
根管治療では、複雑に入り組んだ歯の根に対し、精密で確実な治療を行わなければなりません。
肉眼では見えない場所の治療なので、普通に治療を行うと患部を取り除き切れないことがあり、むし歯の再発や再治療のリスクが高いことはいうまでもありません。
当院では、国際的な歯科治療の基準を踏まえ、推奨される環境での治療を実践しています。
こうした専門的な設備や治療法は、どこの歯科医院でも導入しているわけではありません。
残念ながら医師や医院によって、治療技術の水準が異なるというのが現状です。
患者さんがご自身で、求める治療を安心して受けられる歯科を選ぶ必要があります。
細川歯科医院では、マイクロスコープ、ラバーダム防湿法といった根管治療に関する専門的な技術や設備を導入した歯科医院です。
根管治療は、再発や再治療がない治療を目指す当院にご相談ください。
皆さまのお越しをお待ちしています。